頭の中の出来事。

泣き叫びたいときは、母親にでも、好きな人にでも抱きついて、嫌なこと、今自分が思っていることを洗いざらい話してしてしまう妄想をする。好きな人いないし、大抵が母親なのだが、頭の中の母親は「うん、うん。」て言って大きく頷きながら抱きしめて、背中を撫でてくれる。
私ね、学校怖いの。友達が離れるのが怖いの。離れたいときに離れて、戻ってこれなくなるのが怖いの。授業で悩むのが怖いの。色んなことに興味がいって、迷って立ち止まることが怖いの。眠るのが最近怖いの。テストでいい点出せないか不安なの。評価されるのは嬉しいけど、深く知られて評価が下がるのが嫌なの。悪口言われてないか不安なの。
母親は逃げても良いと言う。
そして私は何年も逃げた。