むきあう

私は小4〜中3まで学校に行かなかったんだけど
それに対しての罪悪感や、それとは違うモヤモヤした感情をずっと持っていた。
でも、少し時間がたって、ずっと暗かった気持ちが穏やかになってきて
高2くらいになって友達と楽しく遊べるようになったとき、
完全に小、中学生の自分とサヨナラできたと思っていた。


でも、高校の終わりになって心が沈んできた時、
学校に行かなかった時のことばかり思い出すようになった。
その時からカウンセリングに行き始め、
昔のことを誰かに話すようになって、改めて当時の自分と向き合った。
自分でもわからなかった感情をカウンセラーさんに助けられながら言葉にしていって、
以前よりさらに昔の自分を受け入れることができた。
昔は、学校に行かなかった時のことを
「自分には必要な試練だったんだ」と思うようにしていて
一方、心のどこかで「甘え」だとか「怠け」だとか
「もうちょっと頑張っていれば」とか思っていたけど、
それが日を重ねるごとに少しずつ和らいでいって、また心も穏やかになってきた。
それが高校を卒業するころ。


でも専門学校をやめた1年ほど前、また昔のことを思い出すようになった。
今度は誰かに話すだけじゃなく、色んな本を読んだ。
精神科医から見た病気の人の話、病気だった人の体験談などを読んで、
自分の幼少の時の家族との距離感や、当時の状況を思い出して、
「心がおかしくなってもしょうがない状況だったんだ
そしてそれは私でも親でも誰のせいでもなく、偶然が重なったことなんだ」
と思うようになった。
というか、この言葉を前から思っていたけど、
以前より強く信じられるようになった。


時間が解決するという言葉もあるけど、
出来事と向き合ったり、人に話したり、誰かの意見を聞いたり、
専門家の意見を聞いたり、経験者の話を聞いたり、
そういうことをしないと
なかなか心が穏やかになってくれないこともあるんだなって思いました。
その出来事と向き合っている間は心がざわついたりすることもあったけど
それもたぶん、大事なことなんだよね。


最後に自分のメモ代わりに、読んだ本を紹介。
●特に読んだ本
・『家族依存症』斎藤学
・『「子どものうつ」に気づけない!』傳田健三
・『マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック』竹田 伸也
『マイナス思考と〜』の本は裏表紙を見るだけでも参考になる本。
とてもかわいいイラストをつかってわかりやすく表現されている。
このほか、こどものうつに関する本、不安障害に関する本、
心理学の本、マインドフルネスに関する本など色々読みました。
親に見つかったら恥ずかしいとか思ってたけど、
Amazonで頼んで、ダンボールごと自室に持っていけば何の問題もないね。