今月の予算は本とゲームに使い切った。そんな時に見た夢の話をしよう。

大型書店にいる夢だった。
家族で本屋に立ち寄り、私はひとりで楽しく文庫本コーナーを回っていた。
先日の『アメトーーク』の読書芸人を見て、読んでみたい本が増えたし、
本をがっつりと楽しみたいと思っていた。
だからその時の私はキラキラした目をしていたと思う。
しかし文庫本を8冊くらい手に抱えた時、今月の予算を使いきっていることに気付いた。
私は焦った。
このペースでどんどん手に取ると、
お会計の場所につく頃には5千円札と何枚かの野口さんを使わなければならないだろう。
今月の予算は超えるわけにはいかない。
もう本とゲームにお金を使っているのだ。
満足のいく買い物だったし、後悔はしていない。
だけど「久々にほしい本と出会えたのにそれはないだろう馬鹿野郎。」と思った。
結局、何も買わないことに決めた。抱えている本を一冊一冊、棚に戻していった。
店員さんが、本を戻す私を見たらしく、声をかけてくれた。「どうしましたか」と。
「うっかりしてて、持ち合わせがないんです。また買いに来ます」と言ったら、
店員さんはにっこりして「その本、直しときますよ」と言ってくれた。
「ポイントカード持ってますか」とか色々聞いてくれて、とても親切だった。
私は店員さんと別れてから母の元へ行き、
「飢えた状態で大量の食べ物を見るだけってのはつらいよ」と言った。
何を言っているんだこの子は。という目で見られた。


そこで目覚めた。