タバコのこと。

頂いたお題を消化するペースが遅すぎますね。「気が向いたらそれについてブログで書きます。」とお題を募集するページで予防線を張っておいてよかった。

さて、前回は「お酒とタバコについて」というお題に対しお酒についてだけを書いたので、次はタバコについて。

 

昔は父親がタバコを吸っていて、ドーナツ状の煙を作ったりしているのを姉と二人でキャッキャと楽しんで見ていたんだけど、次第にそれを楽しむのをやめ、父もタバコをやめ、タバコのあのにおいを感じることもなくなった。今はタバコに対してあまり興味がない。

数年間タバコの煙を嗅ぐことすらなかった期間を経てからタバコの煙だらけの環境に行くと、咳き込んで気持ち悪く感じるようになった。父がタバコを吸っていた頃は「パパのにおい」という感じで好きだったのに。

あの煙が好きではなくなったので、隣でタバコを吸われると少しだけ嫌。だけど知り合いだったら気を使われるのもそれはそれで嫌なので「遠慮しなくていいよ。吸っていいよ。」と言いつつ咳を抑えてる。

 

自分がタバコを吸うことは今は全く考えておらず、一度も経験がないままでいいなと思う。

少し前はタバコに対して興味があった。

森博嗣の『すべてがFになる』のシリーズで主人公がタバコを吸うシーンがあった。それに惹かれて、一度吸ってみたいとも思った。その頃の煙のにおいの印象が、幼少期の好きだった「パパのにおい」のままだった。でも今はあの煙が嫌いなので吸ってみたいとも思わない。

 

そうだ。タバコの話を書いてて思い出した。中学生の頃の話。

姉の部屋に近所の友達が来ており、私はひとり部屋にいたのだが、部屋を出て姉の部屋を通り過ぎるとき、明らかにタバコのにおいがした。

しばらく迷ってから姉の部屋にノックをし、ジュースを渡しに行った。その時はふたりともタバコを吸っていなかった。でも部屋を出る時に「なんか変な匂いしない?」と言ったら「いや?そうかな?」と言った二人の表情は焦っていた。

私は悲しさなのか、罪悪感にも似たなにかを感じて、自分の部屋に戻ってから静かに泣いた。

そんな思い出がある。