なにを書けばいい

ネットを見ると、テレビやアニメの話や動画サイトの有名人の話など、自分にはついていけなくなってしまっている話題が飛び交い、よく誰かと会う約束をしている人や日常をありのままにしている人など、眩しい日々を過ごしている人が映る。
現実を見ると、ずっとずっと狭い1軒の家で過ごし、数週間に一度病院に行くしかしない日々が待っている自分がいる。自分を責める気持ちをを「自宅療養中だから」という言葉でなだめられ、誰もいない昼下がりに犬と一緒に寝転がり、天井を見る。
ネットでの繋がりを留めるため、少しでも楽しく過ごすためにネットを見るが、自分から何を発信すればいいのかがわからない。一日中家で過ごしているので、変化のない毎日で書くことなどそんなにない。
自分の思ったことを書けばまたやんわりと批判される気がする。精神科に通う自分の発言は嫌われないか?以前と違う発言に不信感を抱かないか?馬鹿にされないか?そんなことを思い、ネット上で発現する回数が少なくなった。
少し前に自分と少し似た悩みがある人と会話し、話せたことに嬉しさを覚えたが、みんながみんな、あの人のように理解してくれるとは限らないだろう。

なんか書いたけどタイトルに困るよね。だーっと書いてエンターキー押して、あとはもうしーらない。

知り合いになった人に、随分しんどい思いをしたり、心が沈んで病院に行ったりしていた人がいる。1人や2人じゃない数いる。結構いる。意外といる。
みんな全然そんな過去は見えなくて、その中には今を明るく過ごしている人がたくさん。
私がしんどい時には色んな人が心配してくれて、辛かった過去を話してくれた人がいた。
そんな中で少し思ったことがある。


頼っていいんです。
ということ。
なんとなく、何人かの人を思い浮かべながら言ってます。


私は、母に頼ることができました。
外に出て病院へ踏み出すことはできました。
カウンセリングに行ってカウンセラーに話すことができました。
親が出す、病院やカウンセリングの費用のことを考えて自分のことを責めずにいられてます。
何人かに、自分のことを話すことができました。
何人か、自分のことを私に話してくれる人がいました。
人によっては、こんなこと普通のことに思うこともあるかもしれません。
でも私にとっては、少し前と比べるとすごい進歩です。
人と比べても仕方ありません。
そう思うようにしています。


いえーい。

新型うつ病と医者に言われました。

新型うつ病。常に憂鬱な気分が続く大うつ病とは違い、落ち込むこともあるが好きなことには楽しくなれるので、「怠けなのではないか」と言われることもある病気。比較的、若い人、女性に多い。


私も医者からこの病気を言われる前は、病気とかじゃなくて自分の性格が悪いんだと思ってて、自分のことをどうしようもない駄目人間なんだと思っていた。今も思ってるけど、少しは病気のせいでもあるんだと思えた。
19歳の私だけど、10歳の頃からずっと不登校だったり、最近は専門学校をやめたりして、抑うつ状態は結構長い間あった。だから自分のことを知りたくて、精神的な病気を中心に色々な病気を調べていたし、そういう本も何冊か持ってるけど、まさか自分が新型うつと言われるとは思わなかった。


新型うつ病は大うつ病とは違う症状があって、本やネットで何十回とその違いの説明を見たけど、私の症状はどちらにも当てはまらないと思った。というか、どちらにも当てはまったのでどっちでもないと思った。
うつ病は、好きなこともやる気が起きない、主に午前中に調子が悪い、頭の回転が鈍る、不眠傾向、食欲低下などの症状。
新型うつ病は、好きなことは楽しめる、主に夕方から夜に調子が悪い、落ち込むだけじゃなくイライラもする、仮眠傾向、食欲増加などの症状。


私は、好きなことをやっても続かない。生活リズムが狂っていたけど起床から数時間は体調が悪い。イライラすることが増えた、どちらかというと仮眠傾向で、食事はあまりとらなかった。この5項目の中では2つしか新型うつの症状に当てはまらない気がした。
こじつけかもしれないけど、昔からの自律神経失調症の症状や拒食傾向、注意力の散漫などでこの症状が隠れていたのかもなと思う。


今は薬を飲みつつ、カウンセリングを続けようかと思っているところ。
薬は副作用が辛くて大変だけど、少しずつマシになってきているので続けているうちに辛くなくなるのを願う。
カウンセリングはすごくいい。1年前にも4ヶ月ほど毎週カウンセリングに通っていたけど、カウンセラーが色々なことを聞き出してくれて、心を落ち着かせてくれて、悲観せずに自分を見つめる機会が増えた。薬よりも効果があったように思う。今も久々にまだ始めたばっかりだけど自分を責める気持ちがだいぶ抑えられた。


早く楽になって現状から脱せればいいな。焦りは良くないんだけど。

だったら私じゃない

私「うちが考えるのをやめたらうちじゃなくなる気がする。考えるのをやめたら和泉さんのアイデンティティが失われる気がする。でも先生にはあまり考えるのを推奨されてない」
母「あんまり考えすぎるなって言われたもんな」
私「あらゆる人に言われる」
母「あのさ、アイデンティティとかステータスとか、難しい言葉ママあんまりわからへんわ」
私「うーん、パパが『酒や女や』って言ってたらパパじゃないやん」
母「うん」
私「井脇ノブ子がピンクじゃなかったら井脇ノブ子じゃないやん」
母「その例えよくわからへんけど」
私「浜口親子の父親がおとなしかったら浜口父は浜口父じゃないやん」
母「ああ」
私「それと同じで、考えない和泉さんは和泉さんじゃない気がする」
母「あ、テレビ、この人、今年の目標『ゆるポジ』とか言うてはる。」
私「ポジティブとかうちと縁遠い世界や」
母「そうか?」
私「ポジティブなうちとかうちじゃないやん。ネガティブがうちにぴったりや。……」
母「あれ?新聞どこや。あ、あったあった。」
私「……ん?」
母「ん?」
私「ポジティブな和泉さんも和泉さんな気がする」
母「うん」
私「なあ、どんなうちでもうちはうちやんな。ポジティブな和泉さんもちゃんと和泉さんやし、考えない和泉さんもちゃんと和泉さんやんな」
母「せやで。どんな和泉でも、和泉ちゃんは和泉ちゃんやで」
私「うん。なんか今までうちがうちじゃない気がするとか言ってたんがアホらしくなってきた」
母「せやで」
私「何変なこと言っててんやろ。アホや」
母「アホでええんちゃう」
私「そやな。あ、ママ仕事、時間、大丈夫?」
母「あ、行かな」
私「いってらっしゃい」
母「いってきます」

先生

こんばんは。こんにちは。はろう。お元気ですか、先生。
先生、私ね、今寮に住んでいるんですよ。でもこの寮、顔を洗おうと思ったら2階から5階まで階段を登らなければならないんですよ。洗面台はあるんですが、お湯が出る洗面台が5階にしかなくて。深夜1時に駆け上がりました。
誰も居ないと思っていたのに、洗濯機は稼働していて、これは洗濯物を取りに来る輩と遭遇してしまうと思い慌ててお湯を出したのですが、輩はすぐに来てしまいました。私は人見知りで、あまり喋らない人と会うとどうすればよいのかわからなくなるのです。
先生、私に寮生活は合っているのでしょうか。
そもそも私に人間として生きていくことはできるのでしょうか。
庭先に生えるよくわからない草として生きていくほうが私にはあっているような気がします。
先生。先生、私、そんなに落ち込んだ気分ではないです。勘違いされるかもしれませんが、私今さほど精神的にまいっているわけではありません。
あと、最後に先生、今まであなたを「先生」とお呼びしていましたが、私は特定の人を想定してあなたのことを呼んでいたわけではありません。「先生」と呼びたかっただけです。「先生」と、ただ言ってみたかっただけです。


関係ないけど明日ってか今日から学校だー。やだー。

父に話せたっていう進歩。メモ。

最近の出来事。
気力がないので箇条書き。

冬休み。実家に戻る。
一階の和室。父と母と私の三人で川の字で寝るようになった。
父と会話することが増えた。
私は時々人が変わったように、泣いたり笑ったり怒ったりしながらとめどなく喋ることがある。それが以前は母の前でだけだったが、父の前でもそうするようになった。母の前だけだったのは、母にはどんな自分を見せようと嫌われないだろうと確信していたから。
昨晩、父、母、私の3人で一緒に寝ている時に横になりながらずっと喋っていた。ほとんど母に喋りかけていたが、父に聞かせるつもりで喋っていた。話の内容は精神的に不安定なこと、不登校のことなど。父にそんな話をするのは初めてだった。
話した内容は
小学校高学年の頃に休み始めたが、これといった決定的な出来事もなく学校が嫌になったこと。今思えば色んなことが重なったのかなとは思うこと。でも当時はこれといった理由もなく学校を休んでいる意識があったから自分は生きている価値なんてないのだと思っていたこと。
中学で学校復帰しようと思って勉強を頑張って追いついたけどいじめがあってそれ以来中学には行ってないこと。
高校の2年の時に友達と遊んだりした時期が一番精神的に安定していたこと。
将来、自分が精神的に安定していられる時が長く続くとはどうしても思えないこと。
人間向いてない。植物にでも生まれたかったってこと。
交通事故にでもあえば入院しているという名目ができて学校を休んでいるという罪悪感から逃れられるかもと深夜に道路に座り込んでいたこと。
などなど。

父は今まで母伝いに私のことは聞いていたみたいだったが、話半分で聞いていたらしい。
父は私を批判することなく私に呆れることなく寝る時間を削って聞いてくれた。

シャワーから部屋まで

気付いたらゴッホの『悲しむ老人』のポーズで湯も浴びずにシャワー室にいた。多分5分くらい。
シャワーなのに冷えてどうすんだよってことで1分ほどシャワーを浴びた。温まってはいないがまあまあ冷えはなくなったので体を拭いて服を着ることにする。
シャワー室を開けて誰かがいたら扉を閉め、気配がなくなればまた扉を開け、さっと服を取り、パジャマに腕を通す。
頭が回らなくて、日常動作でさえもたついて時間がかかる。
なんか涙が出てきた。
どうしてこうも目と鼻は連動しているのかと思うほどに鼻水が出る。蛇口をひねり、鼻水を拭って水に流す。水道水の臭いがする。なんだか知らないけどまた涙が出てきた。また蛇口をひねる。そうしながら少しずつ服を着ていった。体は完全に冷えた。
目の腫れなどであまり人に見せられない顔をしているかもしれないので髪も乾かさずにさっさと部屋に向かう。
階段を降りる途中、スリッパが何度も脱げた。面倒くさいからかたっぽを階段から落とした。あーしたてんきになーれ。
晴れだった。
「やったー」と心の中で言ってみたが、気分は全く上がっていない。
スリッパを履き直し、自分の部屋へ。数ヶ月前までは綺麗に保たれていた部屋を見て、また嫌になった。
つけっぱなしのパソコンの前に行き、明日の天気を調べた。
晴れ時々雨だった。